扶養から外さないとどうなるか
健康保険組合は、被保険者と会社から集めた保険料で支えられています。被保険者が納める健康保険料は収入によって額が決まり、被扶養者が何人いてもそれで増減されることはありませんが、国に納める高齢者医療のための納付金は加入員(被保険者+被扶養者)の人数で計算されますし、医療費は一人ひとりにかかります。
「扶け合い」の考え方により被扶養者には保険料負担がないだけに、本来は被扶養者でないはずの方が扶養家族のままでいると以下のようなことが起き、その分が健康保険組合全体に損失という形で跳ね返って財政悪化を招きます。扶養認定基準から外れる事実が発生した場合には、速やかに除外の申請を行ってください。
国への納付金が実際の額よりも増えてしまう。
他の健康保険が支出するはずの医療費を肩代わりすることになる。
本来はブリヂストン健保で負担する必要のない納付金や医療費が、皆さんの保険料から支払われてしまいます。(なお、令和5年の被扶養者の医療費平均は年間約13万5,000円です。)
皆さんからの貴重な保険料を適正に使用するためにも、ご理解ご協力をお願いいたします。